手のひらが黄色いのは病気?柑皮症の原因と黄疸を見分ける決定打

手のひらが黄色いのは病気?柑皮症の原因と黄疸を見分ける決定打

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柑皮症という名称から「冬場にこたつで温州みかんを1日何個も食べる人だけの症状」と捉えられがちですが、実態は大きく異なります。ネット上の健康コミュニティやSNSの相談投稿を調査すると、季節を問わず発症の報告が相次いでいます。

医療系Q&Aサイトや相談掲示板では、次のような生々しい声が寄せられています。

「朝の健康習慣として、無添加の濃厚人参リンゴジュースを毎朝大きなグラスで2杯、半年間飲み続けていた。ある日、同僚から『手足が異様に黄色いけれど大丈夫?』と指摘されて凍りついた」(30代女性・会社員)

「ジム通いと徹底したボディメイクの一環で、脂質を極限まで削り、炭水化物源をすべて蒸したカボチャにして毎日大量に摂取していた。体調は良いのに手掌だけが濃いオレンジ色に染まり、血液検査を受ける羽目になった」(20代男性・パーソナルトレーナー)

背景にあるのは、加工技術の向上によって手軽に摂取できるようになった市販の濃縮野菜ジュースやスムージーの普及です。生のニンジンを1日3本丸かじりするのは困難でも、濃縮された紙パック飲料であれば、誰でも数分で何本分ものβ-カロテンを摂取できてしまいます。

柑皮症の引き金となりやすい主な高カロテン食品は以下の通りです。

  • 柑橘類:温州みかん(β-クリプトキサンチンが豊富)、ポンカン、伊予柑など。中サイズのみかんであれば1日4〜5個以上の連食が目安。
  • 緑黄色野菜:ニンジン(1本で約7,000〜9,000μg)、カボチャ、ホウレンソウ、小松菜、モロヘイヤ、パセリ。
  • 加工食品・飲料:濃厚野菜ジュース、トマト・キャロット混合ジュース、青汁。
  • 海藻類・果実:焼き海苔、味付け海苔(実はカロテン含有量が非常に高い)、マンゴー、パパイヤ、干し柿。

美容や抗酸化作用を期待して複数の健康食品やサプリメントを重複して併用している場合、本人が無自覚のままカロテンの摂取量が推奨値の数倍に膨れ上がっているケースは珍しくありません。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。