日本のママチャリに装着されているバルブの大半は、英式バルブ(ダンロップバルブ)と呼ばれる規格です。スポーツバイクで使われる仏式や、自動車・バイクと同じ米式とは構造が大きく異なります。まずは、失敗しない基本手順を確認しておきましょう。
空気入れの先端についている洗濯バサミのような金具は「トンボ口(クリップ口金)」と呼ばれます。この接続手順を誤ると、いくらポンピングしても空気がタイヤ内に送り込まれません。
【英式バルブへの空気入れ 5ステップ】
- 黒い保護キャップを外す:バルブ先端のプラスチック製黒キャップを反時計回りに回して外します。
- トップナット(袋ナット)の締まりを確認する:バルブの根元側にある金属製ギザギザナットが緩んでいると空気が漏れます。手で時計回りにキュッと締まっていることを確認してください。
- トンボ口をバルブの奥まで差し込む:クリップを指で大きく開き、バルブの金属先端をトンボ口の中心の穴へ真っ直ぐ奥まで押し込みます。
- クリップをしっかり挟み込んで固定する:クリップを離し、バルブの段差に金具が垂直に噛み合っていることを確認します。斜めに挟まっていると空気漏れの原因になります。
- ポンピングして空気圧を調整する:フロアポンプのハンドルを上下に大きく動かします。入れ終わったらクリップを開いて素早く引き抜き、黒キャップを元に戻します。
ママチャリタイヤの適正空気圧は、一般的に約300kPa(3.0bar / 43PSI程度)が基準です。空気圧ゲージが付いていない一般的なポンプを使う場合は、「親指でタイヤの接地面を強く押し込んでも、ほとんど凹まずカチッとした硬さを感じる状態」を目安にしてください。タイヤ側面に記載されている「推奨空気圧(inflate to ...)」の刻印も忘れずに確認しましょう。