「鍋にお湯を沸かして氷水を用意する工程すら省きたい」という多忙な日常には、道具を最小限に抑えた時短テクニックが活躍します。調理の現場でも重宝されている3つのアプローチをご紹介します。
1. 電子レンジを使った「お湯なし」皮むき
1個だけ湯むきしたい場合に最も手軽なのが、トマトの湯むきをレンジで簡単に行う方法です。ヘタを取り、お尻に十字の切り込みを入れたトマトを耐熱皿の中央に置きます。ふんわりとラップをかけるか、ラップなしで電子レンジ(600W)に入れ、約20秒〜30秒加熱します。皮が一部ピキッと弾けたら取り出し、すぐに水道の流水に当てながら指でめくると、熱湯を使わずに素手で簡単に皮が剥けます。
2. 冷凍保存テクニックを活用した「流水秒速むき」
週末のまとめ買いや家庭菜園で大量のトマトが手に入った際に最強の威力を発揮するのが、トマトの湯むきと冷凍保存を組み合わせた裏ワザです。ヘタを取って水気を拭いたトマトを、丸ごとジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫へ入れます(冷凍庫で約1ヶ月保存可能)。使う際は、凍ったトマトを冷凍庫から出し、ボウルの中で水道水を5秒ほど当てるだけ。温度差によって皮が浮き上がり、手のひらで軽く擦るだけで、まるで果物の皮がつるりと滑るように剥がれ落ちます。煮込み料理やスープ用として非常に実用性の高い手法です。
3. 直火とフォークを使ったワイルドなプロの技
イタリア料理の厨房などで手早く1〜2個の皮を処理する際に見られるのが、直火フォーク法です。トマトのヘタ側にステーキフォークや金串をしっかりと深めに刺します。ガスコンロの強火に直接かざし、トマトを回しながら10〜15秒ほど炙ります。パチパチと音がして皮が裂け始めたら火から下ろし、冷水に浸せば一瞬で皮が剥けます。お湯を沸かす鍋の洗い物が一切出ない究極の省エネ技です。
4. ミニトマトを1パック一気に剥く「爪楊枝裏ワザ」
小さくて数が多いミニトマトの皮むきに包丁で1つずつ切り込みを入れるのは膨大な時間がかかります。そこで推奨されるミニトマトの湯むき裏ワザが「爪楊枝プチプチ法」です。ヘタを取り除いたヘタの付け根部分に、爪楊枝の先でチョンと1箇所だけ小さな穴を開けます。これをザルに入れ、沸騰した鍋にザルごと3〜5秒浸してすぐ氷水へ移します。穴を開けた部分から皮が自然にめくれ、指で軽く押し出すだけで果肉がつるんと飛び出してきます。