Q1:検査中に意識が朦朧(もうろう)としたり気を失ったりすることはありますか?
A1:一時的に頭がぼーっとしたり、強い眠気や受け答えの鈍さが出現することは珍しくありません。しかし、医師や看護師が常に横に控えて意識状態をチェックしており、基準値に達した段階、または過度の意識低下が見られた瞬間に速やかにブドウ糖を静脈投与するため、不可逆な昏睡に陥ることは極めて稀です。
Q2:前日の夜や当日の朝に誤って一口でも飲食してしまったらどうなりますか?
A2:糖分や食事を摂取するとベースの血糖値やホルモン基礎値が狂い、投与するインスリン量で十分な低血糖が得られなくなります。検査結果の信頼性が失われ、過剰なインスリン投与による予測不能なリスクが生じるため、誤食した場合は正直に医師に伝え、日程を延期するのが原則です。
Q3:検査が終わった後、すぐに普段通りの生活や食事に戻れますか?
A3:検査終了直後にブドウ糖補給を行い、血糖値が正常域(80〜100mg/dL以上)へ安定したことを確認後、軽い食事を摂ることができます。ただし、投与したインスリンの遅延効果や反跳現象(リバウンド)による軽度のふらつきが出る場合があるため、当日の激しい運動や長時間の運転は避け、安静に過ごすことが推奨されます。
Q4:糖尿病の診断で行う「ブドウ糖負荷試験(OGTT)」とはどう違いますか?
A4:目的が正反対です。経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)は「糖を飲んで血糖がどれだけ上がるか・自前のインスリンが分泌されるか」を測る糖尿病の検査です。一方、インスリン負荷試験(ITT)は「インスリンを注射して血糖を下げ、脳下垂体から成長ホルモンやストレス対抗ホルモンが出るか」を測る内分泌・下垂体の検査です。