はじめの一歩デンプシーロールの罠と進化|封印理由から復活の予兆まで

はじめの一歩デンプシーロールの罠と進化|封印理由から復活の予兆まで

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デンプシーロールは決して架空の思いつきから生まれた技ではありません。その起源は1920年代に活躍した実在の元世界ヘビー級王者ジャック・デンプシーにあります。小柄な体格で大柄な相手を打ち倒すためにデンプシーが編み出した、体重移動と遠心力を極限まで利用した攻撃スタイルこそが元祖デンプシー・ロールでした。

作中におけるデンプシーロールの原理と仕組みは、頭部を「∞(8の字)」を描くように激しく振るウィービング運動から始まります。上半身の左右への激しい揺らぎによって相手の視界から姿を消し、死角から体重の乗った左右のフックを豪快に連打します。相手がガードを固めようとも、その隙間をこじ開けて頭部を打ち抜く破壊力は凄まじく、日本タイトルマッチをはじめとする数々の死闘で幕之内一歩を勝利へ導きました。

さらに一歩の攻撃力を決定づけたのが、ガゼルパンチとの連携です。低く沈み込んで下半身のバネで跳び上がるガゼルパンチや強烈なリバーブローによって相手のガードを崩し、動きを止めた瞬間にデンプシーロールへ移行するコンビネーションは、対戦相手にとって脱出不能の処刑宣告として恐れられました。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。