『DA BOMB』最大の聴きどころは、9人の声質とキャラクターが見事に計算された歌割りとラップのパート割りです。全員がマイクをリレーしながら、それぞれのスキルを極限まで発揮する構成となっています。
低音ボイスで圧倒的なグルーヴを刻む岩本照のラップから幕を開け、ラウールの圧倒的なリズム感とグローバルなフロウ、佐久間大介のエッジの効いたハイトーンラップが楽曲の推進力を一気に加速させます。さらに、向井康二の情感豊かなフロウ、目黒蓮の深みのある低音ボーカル、深澤辰哉のスタイリッシュなアクセントが絶妙なバランスで差し込まれます。
後半にかけては、渡辺翔太の圧倒的な声量を誇るフェイクと突き抜ける高音、宮舘涼太の艶やかなトーン、阿部亮平の理知的で切れ味のあるリリックデリバリーが重なり合い、楽曲のテンションは最高潮に達します。誰か一人が突出するのではなく、9人それぞれの声色がパズルのピースのように組み合わさる構成こそ、グループアイデンティティの真骨頂です。