なぜ自治体やインフラ大手企業は、多額の予算を投じて特殊高所技術を採用するのでしょうか。その背景には、従来の「仮設足場工法」や「高所作業車」では太刀打ちできない現場環境の制約があります。
この分野のパイオニアである株式会社特殊高所技術をはじめとする専門部隊は、主に以下の3大難所で圧倒的な威力を発揮しています。
1. 橋梁点検における無足場工法
深い渓谷に架かる長大橋や、河川・海上に位置する橋梁の桁下は、下から足場を組み上げることが物理的・コスト的に不可能です。特殊高所技術を用いれば、橋面上からロープを垂らして桁下へアプローチできるため、道路の車線規制を最小限に抑え、足場仮設費を数千万円単位で削減することが可能です。
2. ダム法面・急傾斜地の調査点検
重機が進入できない山奥のダムサイトや岩盤法面において、地質調査や浮石・クラックの点検を迅速に遂行します。台風や豪雨による斜面崩壊の緊急点検でも、即座に現場へ駆けつけて直下からミリ単位の観察を行えます。
3. 風車点検・風力発電メンテナンス
再生可能エネルギーの中核を担う風力発電機は、ハブの高さが地上100メートル級に達します。風車のブレード内部や表面に生じた落雷被害、マイクロクラックの補修作業において、巨大クレーンを手配することなくブレード表面に直接取り付いて作業できる機動性は、発電停止期間の短縮に直結します。