自宅にある作品を査定に出す前に知っておきたいのが、ラッセンの原画と版画の見分け方、そして絵画の本物と偽物の基準です。ラッセンの作品は主に以下の3つに分類されます。
第1に「原画(オリジナル)」は、ラッセン本人がキャンバスやボードに油彩やアクリル絵の具で描いた一点物です。絵の具の盛り上がりや筆跡(筆のタッチ)があり、市場に出れば数百万円から1,000万円以上の値がつきますが、一般の家庭に流通しているケースはごく稀です。
第2に、市場の9割以上を占めるのが「版画(シルクスクリーン、リトグラフ、ジークレー、ミクスドメディア)」です。本物の限定版画には、余白部分に鉛筆による直筆サインと「150/300」「AP(作家保存分)」「EA」といったエディションナンバー(限定部数)が記載されています。また、アールビバンなどが発行した「作品保証書(COA)」が付属しているかどうかが、真贋判定の決定打となります。
第3に「ポスター・複製画」です。ラッセンのポスターや額縁入りグッズは、オフセット印刷で作られており、ルーペ(拡大鏡)で見ると規則正しい網点(ドット)が確認できます。サインやエディションも印刷されており、美術品としての資産価値はほぼありません。