天才・原田真二の名曲ランキングと秘話|70年代の衝撃から現在まで

天才・原田真二の名曲ランキングと秘話|70年代の衝撃から現在まで

天才・原田真二の名曲ランキングと秘話|70年代の衝撃から現在までに関する最新のニュースを分かりやすく解説します。最新情報を求める方は必見です。

原田真二という音楽家を語る上で欠かせないのが、作詞家・松本隆との黄金タッグです。広島から上京し、フォーライフレコードの新人オーディションで吉田拓郎に見出された彼は、1977年10月25日に『てぃーんず ぶるーす』で鮮烈なデビューを飾りました。当時、洋楽のシンガーソングライターに匹敵する複雑なテンションコードと美しい転調を自在に操る18歳の青年の登場は、日本の歌謡界およびニューミュージック界に激震を走らせました。

続く11月にリリースされた2ndシングル『キャンディ』は、ストリングスとピアノが織りなす甘美なメロディの中に、松本隆特有の繊細で少し退廃的な少年少女の心象風景が描かれた珠玉のバラードです。本人の手記や当時のインタビューによると、原田自身は当初より骨太なロック志向を抱いていたものの、この曲の持つ圧倒的なキャッチーさとコード感の斬新さが女性層のみならず耳の肥えた音楽ファンを瞬く間に虜にしました。

そして1978年8月に発表された『タイム・トラベル』は、日本のポップス史に燦然と輝く金字塔となりました。SF的な時間旅行をテーマにした歌詞と、変拍子を巧みに取り入れたプログレッシブ・ポップの構成は「早すぎた傑作」と称され、2011年にはロックバンド・スピッツがフジテレビ系ドラマの主題歌としてカバーしたことで、若い世代にもその普遍的な完成度の高さが広く浸透しました。

さらに時代が平成へと移り変わると、原田真二のソングライティング能力は松田聖子をはじめとするアーティストへのプロデュース・楽曲提供という形で再び大きな脚光を浴びることになります。哀愁と気品が同居する独自のポップセンスは、世代やジャンルを超えて今なお多くのリスナーを惹きつけてやみません。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。