住みやすさばかりが強調される一方で、移住後に「こんなはずではなかった」と後悔する事例もゼロではありません。後悔しないために直視すべき大和町のデメリットと真相を整理します。
第一の壁は、「駅なし生活」に伴う移動制約です。「バスを使えば泉中央駅まで直通」という宣伝文句を目にしますが、朝夕の国道4号線や県道は激しい通勤渋滞が発生します。定時性に欠ける路線バスに依存して仙台中心部へ通勤・通学するのは、想像以上の精神的負担を伴います。高校生以上の子どもが仙台市内の進学校へ通う場合、親による駅までの送迎が日常化するケースが珍しくありません。
第二の盲点が、大和町ハザードマップが示す水害への脆弱性です。町内を流れる一級河川・吉田川は、過去の記録的豪雨(2019年の令和元年東日本台風など)において越水や堤防決壊の被害をもたらしました。地価が安く平坦で造成しやすいエリアの中には、浸水想定区域に指定されている地点が含まれます。「新しい分譲地だから安心」と早合点せず、標高データとハザードマップの照合を怠ってはなりません。
また、冬季の気候特性も侮れません。仙台市中心部が無積雪であっても、北部に位置する大和町は積雪・路面凍結に見舞われる頻度が格段に上がります。スタッドレスタイヤの装着はもちろん、早朝の凍結路面を運転するスキルが生活防衛として求められます。