一方で、医療の世界では「貼る薬」の研究が急速に進んでいる。2026年現在、注目を集めているのが、微細な針を用いて薬剤を体内に届けるマイクロニードル技術だ。糖尿病治療やワクチン投与において実用化が進むこの技術を、肥満治療に応用しようとする試みが始まっている。
例えば、GLP-1受容体作動薬などの食欲抑制成分をマイクロニードルパッチ化する研究が、国内外のバイオベンチャーで進行中だ。これが実用化されれば、毎日の注射や内服の手間が省ける画期的な治療法となる可能性がある。しかし、これらはあくまで医師の処方が必要な「医薬品」の領域であり、ネット通販で買える安価な雑貨とは完全に一線を画すものであることを理解しなければならない。