NHK関係者や音楽番組制作ディレクターの証言によると、大晦日の紅白歌合戦は「1秒の狂いも許されない超緻密な進行表(分単位・秒単位のキューシート)」に沿って制作されています。生放送である以上、前後のMCトークの伸び縮みによって数十秒から数分のズレは生じるものの、20時55分のニュース枠と23時45分の番組終了枠は電波法の規定上、絶対に動かせない固定枠です。
一方、視聴者のリアルな受容動態はどう変化しているのでしょうか。SNSや各種コミュニティに寄せられた声を分析すると、視聴行動の二極化が浮き彫りになっています。
【視聴者のリアルな声・動向】
- 「最初から最後まで4時間以上テレビの前に座り続けるのは正直疲れる。公式アプリやXで最新のタイムテーブルを見て、目当てのグループが出る21時台からテレビをつけた」(30代会社員・SNS投稿より)
- 「リビングのテレビでは家族が別番組を見ているため、自分はスマホでNHKプラスを開いて追っかけ再生。気になる特別企画だけをピンポイントで見られて非常に快適だった」(20代大学生)
- 「20時55分の中断ニュースでお風呂に入り、21時の後半開始に合わせて戻ってくるのが我が家の定番ルーティン」(40代主婦)
このように、従来の「一家団らんのお茶の間に据え置かれたテレビでフル視聴するスタイル」から、「スマホやタブレットを併用し、タイパ(タイムパフォーマンス)を意識して必要な時間帯だけをスマートに選ぶスタイル」へと劇的にシフトしています。