叙々苑グループを語る上で欠かせないのが、通常店舗とプレミアムブランドである「游玄亭(ゆうげんてい)」の住み分けです。看板の表記が異なるだけでなく、提供される体験価値には明確な差別化が図られています。
最大の差異は、「肉質の選定基準」と「職人のカッティング技術」、そして「空間と接客のおもてなし度」にあります。游玄亭では、全国から厳選された最高ランクの黒毛和牛の中でも、サシのキメ細やかさと脂の融点に秀でた部位のみを優先的に配分。専属の熟練職人が肉の繊維を見極め、ミリ単位で包丁を入れる隠し包丁の手間を惜しみません。
サービス面においても、游玄亭は和装(着物)のスタッフによるきめ細やかなアテンドが行われ、テーブル席であっても半個室や仕切りが徹底されています。店舗によっては琴の生演奏が流れるなど、伝統的な日本料理店(料亭)の風格を漂わせます。ディナーのコース構成を見ても、新宿歌舞伎町店をはじめとする旗艦店では「シャトーブリアン会席(2万5,000円)」「雪之宴(1万8,000円)」「月之宴(1万5,000円)」といったハイクラスな価格帯が主軸となり、特別な接待や人生の節目を祝うハレの日の舞台として設計されています。