インターネット上の掲示板やSNSでは、著名人の家族関係やグループ脱退に際して、しばしばセンセーショナルな言説が独り歩きします。ここでは、長年ネット上で囁かれてきた代表的な噂の真偽をファクトベースで検証します。
第1の誤解は、「バンドメンバーとの確執・不仲による脱退」という説です。結論から言えば、これは完全な事実無根です。ラストライブとなった2023年10月のステージ上で、ボーカルのカモシタサラは「Kaitoがいたからここまで来られた。これからは一番の応援者としてお互いの道を走りたい」と涙ながらに語り、櫻井海音もまた深々と頭を下げてメンバーへの敬意を述べました。脱退後もメンバーのSNSで互いの活動にエールを送り合う関係性が続いており、確執どころか極めて円満かつリスペクトに満ちた別れであったことが証明されています。
第2の誤解は、「親の七光りでドラマーとしての腕前は平凡だったのではないか」という偏見です。櫻井和寿の実子であるという事実が公になった際、一部のアンチ層から実力を疑う声が上がりました。しかし、彼のドラムテクニックは決して親の威光によるものではありません。彼は中学時代から「手数王」の異名を取る名ドラマー・菅沼孝三氏のドラム道場に通い詰め、基礎から徹底的に叩き込まれた本格派です。プロミュージシャン仲間からも「音の粒立ちが美しく、タイトで推進力がある」と絶賛されており、スガシカオをはじめとする百戦錬磨のベテランアーティストのサポートを実力だけで勝ち取ってきた経緯があります。