「栄養があるのは分かったが、あの硬い種をどうやって食べるのか」という疑問に対し、家庭で手軽に実践できる調理法を伝授します。そのまま丸呑みしても殻に阻まれて栄養を吸収できないため、加熱して殻を香ばしくするか、仁を取り出す工夫が肝要です。
失敗しない「スイカの種炒り方レシピ」基本の3ステップ
- 水洗いと乾燥:果肉から種を取り出し、ザルに入れてぬめりが取れるまで水洗いします。キッチンペーパーで水分を拭き取った後、半日から1日ほど天日干しにするか、平皿に広げて電子レンジ(600Wで約1〜2分)で完全に水分を飛ばします。
- フライパンで乾煎り:油を引かないフライパンに乾燥させた種を入れ、弱火から中火でじっくりと炒ります。数分すると殻がプツプツと音を立てて膨らみ、香ばしいナッツの香りが立ち上ってきます。表面がきつね色になるまで5〜8分程度揺すりながら加熱します。
- 味付け:火を止める直前に、塩水を少量振りかけて水分を蒸発させるか、オリーブオイルと粗塩、お好みでカレーパウダーやブラックペッパーを絡めます。
食べる際は、前歯で種の殻を縦にパキッと割って中の白い「仁」を取り出して食べるのが本場流ですが、しっかりと香ばしく炒り上げた小粒の種であれば、殻ごと噛み砕いてポリポリと食べることも可能です。ピーナッツやヒマワリの種に似た芳醇なコクと香ばしさが口いっぱいに広がります。
むくみ解消と血流促進に優れた「スイカの種茶効能」
殻を割って食べるのが面倒という方に最適なのが、古くから民間療法でも重用されてきた健康茶です。乾燥させたスイカの種を包丁の背やすり鉢で軽くクラッシュし、フライパンで香ばしく乾煎りしたものを煮出します(水500mlに対し種大さじ1〜2杯を入れ、弱火で10分程度煎じる)。
このお茶には、スイカの代名詞的アミノ酸である「シトルリン」や水溶性のカリウム、マグネシウムがしっかりと溶け出します。シトルリンには一酸化窒素(NO)の生成を促して血管を拡張させる作用があり、冷え性の改善や血流促進、高めの血圧を穏やかに保つ手助けをします。また、カリウムとの相乗効果による優れた利尿作用があるため、夏場の頑固なむくみ解消やデトックスに抜群の体感をもたらします。ノンカフェインで麦茶のように香ばしく、就寝前でも安心して飲める点も大きな魅力です。