2026年のトレンドを象徴するのが、処方技術の革新によって誕生した新質感だ。
現在市場を二分しているのは、「ウォータージュレ」タイプと「オイルヴェール」タイプである。前者はみずみずしい水分含有率が60%を超え、塗った瞬間にじゅわっと素肌感が弾けるような軽快さが特徴。後者は高粘度の美容オイルで染料をカプセル化し、ツヤ膜と発色をダブルで閉じ込める。
原宿のフラッグシップショップで取材した20代の女性は「以前のものはマットすぎて唇のシワが目立ったけれど、今のモデルはグロスを重ねたようなぷるんとした質感がずっと続く」と語る。乾かないティントへの進化が、ユーザー層を大人の世代へまで急速に広げている。