「そのうち飽きるだろう」と本物のリモコンをそのまま遊ばせる行為には、見過ごせない危険が伴います。特に小児科医や日本小児科学会が繰り返し警鐘を鳴らしているのが、「衛生面の雑菌問題」と「ボタン電池・乾電池の誤飲事故」です。
日常生活で家族全員が日常的に触れるリモコンの隙間には、皮脂や手垢、ホコリが蓄積しており、衛生調査では「トイレの便座と同等以上の雑菌やカビ菌が検出される」というデータも報告されています。免疫力が未熟な生後数ヶ月〜1歳児が直接舐めることで、感染症や胃腸炎のリスクが高まります。
さらに深刻なのが電池の危険性です。乳幼児の噛む力や落下衝撃によって裏蓋が外れ、内部の乾電池やボタン電池が露出することがあります。万が一、ボタン電池を飲み込んだ場合、食道内で放電が起きてわずか2時間程度で食道粘膜が壊死・穿孔する危険があり、最悪の場合は命に関わります。単4乾電池であっても、口内の唾液でショートしてアルカリ液が漏出・誤飲するケースがあり、決して油断はできません。