2026年現在、かつて日本中を揺るがした愛憎劇から四半世紀以上の歳月が流れました。現在の二人は、それぞれの場所で揺るぎない境地を確立しています。
山下久美子は、精力的なアニバーサリーライブの開催やファンクラブイベントを通じて、衰えぬパワフルな歌声を届け続けています。手塩にかけて育て上げた双子の娘たちも成人を迎え、立派に自立。母親としての重責を果たし終えた彼女は、穏やかで充実した表情でステージに立ち、布袋が手がけた過去の代表曲たちも、大切な自身の音楽遺産として笑顔で歌いこなしています。
一方の布袋寅泰も、ロンドンを拠点に世界規模のギタリストとして活動を継続し、今井美樹との結婚生活も四半世紀を超えました。かつての激しい感情の嵐は完全に鎮火し、お互いへの怨嗟は消え去っています。山下が過去の手記で語った「音楽に罪はない」「彼と過ごした時間があったからこそ今の自分がある」という境地こそが、2026年の二人の関係性を最も美しく物語っています。