ネット上には「パークゴルフはシニア限定のゲートボールのようなもの」「本物のゴルフをかじっていれば練習なしでアンダーパーが出る」といった誤解が根強く残っています。しかし、現場の現実はまったく異なります。
専用クラブのフェース面にはロフト角(角度)がほとんどついておらず、ボールを宙へ高く打ち上げることは物理的に不可能です。ボールは低く打ち出され、フェアウェイの芝生の上を力強く転がっていく設計になっています。このため、本家ゴルフの経験者が「同じ感覚でスイングすれば楽勝だ」と高を括ってフルスイングすると、ダフリやトップを連発し、傾斜や芝目による激しいボールの曲がりに翻弄される場面が日常茶飯事です。力任せの飛距離ではなく、芝の起伏を読んで狙ったラインへ確実に転がすタッチの繊細さこそがスコアメイクの要となります。
「予約不要だからいつ行っても打てる」という思い込みにも落とし穴があります。公営コースの多くは、毎週月曜日や火曜日を定休日に設定しているほか、定期的な芝のエアレーション(空気注入作業)や刈り込み作業日、地域の月例大会による貸切営業日が存在します。現地へ到着してから「本日貸切」の看板に落胆しないためにも、出発前に電話や公式SNSで当日の一般開放スケジュールを確認する一手間を惜しんではいけません。