ラ・サール高校の高校入試における合格難易度は、大手進学塾や教育機関が発表する高校偏差値ランキングにおいて、現在も偏差値76〜78の最高峰グループに位置しています。難関国私立を志望する母集団が集まる「駿台学力テスト(駿台模試)」の基準で見ても偏差値62〜64前後を安定してマークしており、灘(兵庫)、開成(東京)、慶應義塾志木(埼玉)などと並ぶ全国トップクラスの関門である事実に揺らぎはありません。
近年の偏差値推移を振り返ると、1980年代から1990年代にかけての「東大合格者数100人超」を誇った黄金期と比較し、ネット上では「難化の勢いが落ち着いた」「入りやすくなった」という言説が散見されます。しかし、大手進学塾の進路指導担当者は次のように証言します。
「高校受験ルートで入学者を受け入れる全国規模の超進学校が極端に減少し、開成や灘すらも高入枠の縮小や見直しを進めるなか、ラ・サールは約80〜90名規模の高校募集枠を堅持しています。そのため、地方のトップ公立中高一貫校を持たない地域や、首都圏・関西圏から『あえて親元を離れて厳しい環境で鍛え上げたい』と考えるトップ層の受け皿として強固に機能しています。試験問題の難度も極めて高く、数学や英語の記述力は公立高校入試の比ではありません」
一般入試の実質倍率は例年1.6倍〜2.0倍前後で推移。合格ラインとなるボーダーは、5教科500点満点中、難問揃いでありながらおよそ6割〜6割5分(300点〜325点付近)がひとつの目安とされています。内申点よりも当日の筆記試験の点数が極めて厳格に合否を分ける点も、全国から腕自慢が集う同校ならではの入試実態といえます。