英語で「厚さ」を名詞として表す際、最も基幹となる単語がthicknessです。しかし、この基本単語ひとつをとっても、正しい発音や文法パターン、そして派生語の扱いを正確に運用できているビジネスパーソンは決して多くありません。
まず押さえておきたいのが、発音記号 [ˈθɪk.nəs] に基づく正確な調音です。冒頭の「th」は舌先を上下の前歯で軽く挟んで息を抜く無声歯摩擦音であり、日本語の「シ」や「ス」とは決定的に異なります。カタカナ英語で「シックネス」と発音してしまうと、病気を意味する「sickness [ˈsɪk.nəs]」とネイティブの耳には完全に誤認されます。国際会議や電話会議で「鋼板の病気?」と怪訝な顔をされる典型的な原因がここにあります。
日常会話から工業仕様書まで幅広く機能する厚さの英語例文詳細まとめとして、実務で多用される3大基本構文を整理しました。
- 構文1(名詞形を用いた数値指定): 「The acrylic plate has a thickness of 5 mm.」(そのアクリル板は5ミリの厚さを持っています)
- 構文2(in thicknessを用いた状態説明): 「The protective coating must be at least 50 microns in thickness.」(保護コーティングは厚さ50ミクロン以上でなければならない)
- 構文3(形容詞 thick を後置する簡潔な測定表現): 「Please prepare a steel sheet that is 10 mm thick.」(厚さ10ミリの鋼板を用意してください)
動詞形である「thicken(厚くする、濃くする)」や、厚さの測定器を指す「thickness gauge(シックネスゲージ、すきまゲージ)」も含め、単なる名詞単体ではなく前後の前置詞(of や in)とワンセットで記憶することが、実務でスムーズにアウトプットするための第一歩です。