ヒットを決定づけたもう一つの要因は、名手・森下佳子氏による緻密なオリジナル脚本です。『JIN-仁-』や『義母と娘のブルース』など数々の名作を手掛けてきた森下氏は、視聴者の予想をことごとく裏切り、かつ伏線を美しく回収していく構成力を見せつけました。
奄美大島の「月と太陽の伝説」、謎の数字「4」、清掃員の手袋、歩道橋の落書きなど、散りばめられたピースをもとに、毎話放送後にはネット上で熱狂的な考察合戦が勃発しました。「真犯人は誰か」「日高は本当に人を殺したのか」といった謎解き要素がSNSで拡散され、普段リアルタイム視聴をしない若い世代の関心をテレビ画面へと強く引き戻しました。