霧島湯之谷山荘が温泉ファンを惹きつけてやまない最大の理由は、手つかずの自然が生み出した炭酸硫黄泉の自噴かけ流しにあります。浴室の扉を開けると広がるのは、歴史を感じさせる杉とヒノキの香木造りの浴室。そこには計算し尽くされた3つの木造浴槽が並んでいます。
1つ目は、約46度の高温で湧き出る「単純硫黄泉」の熱湯浴槽。2つ目は、約31度という絶妙な温度でパチパチと炭酸ガスが弾ける「炭酸硫黄冷鉱泉」の浴槽です。そして中央に配置されているのが、両方の源泉が絶妙なバランスで注ぎ込む「混合浴槽(適温約40度)」となっています。
特筆すべきは、加水・加温を一切行わず、自然の湧出圧力だけで湯船を満たす圧倒的な鮮度です。白濁した湯に浸かると微細な気泡が肌を包み込み、硫黄の香りと炭酸の清涼感が同時に押し寄せてきます。熱い湯と冷たい鉱泉を交互に行き来する「温冷交互浴」を繰り返すことで、自律神経が整い、体の芯から深いリラックス状態へ導かれる感覚は、他では味わえない極上の体験です。