じゃがアリゴの元ネタとなったのは、フランス中南部・オーヴェルニュ地方の伝統的な郷土料理「アリゴ(Aligot)」です。本場のアリゴは、丁寧に裏ごししたマッシュポテトに、フレッシュな「トム・フレッシュ(Tome fraîche)」というチーズ、バター、牛乳、ニンニクを加え、木べらで力強く練り上げて作られます。糸を引くように数メートルも伸びる姿が特徴で、現地の肉料理の付け合わせとして愛され続けてきました。
本来であれば職人の手作業と特殊なチーズを要するフランス料理を、「スナック菓子とお湯」という極めて身近なアプローチで再解釈した点が、日本のネットコミュニティで熱狂的な支持を集めた最大の要因です。
Twitter上でレシピが公開された直後から、ネット上では「悪魔的な旨さ」「手軽なのに本格的すぎる」「一度食べたら止まらない」といった称賛の声が溢れ、カルビー公式アカウントや雪印メグミルク公式アカウントが言及するまでの社会現象となりました。さらに在日フランス大使館の公式SNSが「日本独自のアリゴ文化」として好意的に取り上げたことで、単なるバズレシピを超えた日仏食文化の融合事例として広く認知されるに至りました。