東京都足立区千住曙町の荒川右岸に位置する虹の広場は、荒川下流部における河川空間の有効活用と水辺の景観創出を目的に整備された緑地広場です。千住新橋の下流側に扇状に広がる花壇には、季節ごとに異なる植栽が施され、散策路を行き交う人々の目を楽しませています。
なかでも最大のハイライトとなるのが、例年4月上旬から4月中旬にかけて見頃を迎えるチューリップです。赤、黄、ピンク、紫など多彩な品種が整然とレイアウトされ、地上から見上げると春の青空とスカイツリー、そして色鮮やかな花々のコントラストが見事な景観を生み出します。足立区の公園管理データによると、植栽規模は約1万4,000球から1万5,000球規模を維持しており、近隣の小学生やボランティアの手によって球根植え付けが行われるなど、地域コミュニティに根ざした景観づくりが続けられています。
また、秋を迎える10月中旬から11月上旬にかけては、キバナコスモスやセンセーションなどのコスモスが一帯を埋め尽くします。秋の澄んだ空気のなか、夕暮れ時には茜色に染まる荒川の水面とシルエットで浮かび上がる都市のスカイラインが重なり、春とは趣の異なる叙情的な風景が広がります。荒川サイクリングロードに直結している利便性も手伝い、都内屈指のリフレッシュスポットとして定着しています。