ギブソンのラインナップは、音楽史の各ジャンルを決定づけたアイコンたちで構成されています。まず筆頭に挙がるギブソン・レスポールの評判を紐解くと、ボディトップに施された美しいメイプルカーブとマホガニーバックが生む、タイトなアタックと豊かな倍音が高く評価されています。重量感はあるものの、ジミー・ペイジやスラッシュが鳴らしたあの芳醇なリードトーンは、レスポールでしか再現できません。
一方、1961年にレスポールのフルモデルチェンジ版として登場したギブソンSGの特徴と評価も見逃せません。ボディ全体が薄いマホガニー単板で成型され、ダブルカッタウェイによる抜群のハイポジション演奏性を誇ります。レスポールよりも立ち上がりが鋭く、エッジの効いた攻撃的なトーンは、アンガス・ヤング(AC/DC)やデレク・トラックスのような表現力豊かなギタリストから絶大な支持を集めています。
さらにエレクトリックだけでなく、ギブソンのアコースティックギターを代表するJ-45も唯一無二の存在です。「ザ・ワークホース(馬車馬)」の異名をとる通り、ラウンドショルダー形状のボディから放たれるワイルドでパーカッシブな低音と、ジャキっとした力強いストローク音は、弾き語りシンガーソングライターの歌声を最大限に引き立てる相棒として君臨しています。