「川口春奈の出演映画の中で、最初に観るべき一番面白い作品はどれか」――この問いに対して、映画ファンの間や各種レビューサイトで常に上位へ挙げられる名作を厳選し、独自ランキング形式で紹介します。
1位:『九月の恋と出会うまで』(2019年)|時空を超えた大人の純愛サスペンス
高橋一生とのダブル主演で松尾由美の同名小説を映画化した本作は、川口春奈の映画キャリアにおいて「最も美しく、繊細な感情表現が光る傑作」として映画ファンの支持を集めています。
部屋の壁から聴こえる「未来からの声」に導かれ、死の運命から逃れるヒロイン・志織を熱演。少しずつ惹かれ合っていく小説家志望の平野(高橋一生)との距離感や、運命に翻弄されながら見せる切ない涙の演技は圧巻です。単なるタイムトラベル物に留まらない重厚な大人の純愛ミステリーとして、鑑賞後の余韻が極めて深い一本です。
2位:『好きっていいなよ。』(2014年)|映画初の大ブレイクを果たした王道ラブストーリー
川口春奈の知名度を一気に全国区へと押し上げた代表作です。累計発行部数数百万部を誇る葉月かなえの人気少女漫画を原作に、福士蒼汰との共演で映画化されました。
過去のトラウマから心を閉ざし、友達も作らずに生きてきた孤独な女子高生・橘めい役を好演。学校一のモテ男・黒沢大和と出会い、不器用ながらも人を信じる勇気を取り戻していく過程をリアルな息遣いで表現しました。興行収入11億円を超える大ヒットを記録し、彼女の「等身大のヒロイン像」を決定づけた金字塔と言えます。
3位:『一週間フレンズ。』(2017年)|記憶を失う難役で見せた透明感と切なさ
山﨑賢人とダブル主演を務めた本作は、「1週間で友達の記憶を失ってしまう」という記憶障害を抱えた女子高生・藤宮香織の切ない恋を描いた感動作です。
毎週月曜日に記憶がリセットされ、何度拒絶されても諦めずに「友達になってください」と話しかけてくる長谷祐樹(山﨑賢人)に対し、次第に心を開いていく繊細な心のグラデーションを見事に表現。試写会や舞台挨拶の現場取材でも「記憶の空白に怯える表情の作り方が秀逸」と批評家筋から高い評価を受けました。
4位:『身代わり忠臣蔵』(2024年)|時代劇コメディで放った圧倒的な華と存在感
ムロツヨシ主演、土橋章宏の同名小説を映画化した痛快時代劇エンターテインメント。川口春奈は物語の鍵を握るヒロイン・桔梗役を演じました。
シリアスな歴史劇の枠組みを覆すテンポの良い会話劇の中で、彼女ならではの芯の強さとキュートなコミカルさを存分に発揮。時代劇特有の所作を美しくこなしながらも、観客をクスッと笑わせる絶妙な間合いを披露し、女優としての演技の幅を改めて世に知らしめました。
5位:『クリーピー 偽りの隣人』(2016年)|名匠・黒沢清監督の世界で魅せた不穏な演技
西島秀俊主演、前川裕の小説を名匠・黒沢清監督が映画化した本格サイコサスペンス。川口春奈は奇妙な隣人に家族を狂わされていく女子大生・早紀を演じました。
恋愛映画の明るいイメージとは打って変わり、極限の恐怖と精神的混乱に追い詰められる難役を怪演。香川照之演じる不気味な隣人の狂気に晒され、精神を摩耗させていく迫真のリアクションは、サスペンス映画ファンからも「川口春奈の真骨頂」と絶賛されています。