現場のコミュニケーションにおいて最も注意すべきなのは、「目上の人からの支援に対して使ってはいけない」という敬語・マナー上の原則です。
たとえば、上司や取引先が気を使ってスタッフを1人応援に寄越してくれたり、予算を一部工面してくれた際に、「部長、ご支援ありがとうございます。ただ焼け石に水ですが…」などと言ってしまうと、「せっかくのあなたの好意や尽力はまったく無意味で役に立たない」という意味になってしまいます。この場合は「大変心強いご支援をいただき感謝いたします。さらに成果を出すべく努めます」と表現するのがビジネスマナーの鉄則です。
また、よくある誤用として「焼け石に油」という混同表現が挙げられます。「焼け石に油を注ぐ」という言葉は日本語として誤りで、事態をさらに悪化させる意味の慣用句は「火に油を注ぐ」です。「焼け石に水(効果がない)」と「火に油を注ぐ(状況が悪化する)」を取り違えないよう注意しましょう。