山田ルイ53世の文才を世に知らしめた決定打が、新潮社の雑誌『新潮45』で連載され単行本化されたノンフィクション『一発屋芸人列伝』です。同作は雑誌ジャーナリズム界の権威である「第24回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞 作品賞」を受賞。芸人が執筆した書籍として極めて異例の快挙を成し遂げました。 レイザーラモンHG、ムーディ勝山、コウメ太夫といった、時代の熱狂に翻弄された同業者たちの「その後」を、冷笑でも感傷でもなく、哀愁と敬意を込めて描き切った筆致は、文壇からも絶賛を浴びました。「成功」か「転落」かという単純な二項対立ではなく、生きていくことの滑稽さと尊さをすくい取る視点は、彼自身の引きこもり体験があったからこそ到達できた境地です。 また、2008年から続く文化放送の冠ポッドキャスト番組『髭男爵 山田ルイ53世のルネサンスラジオ』(通称:ルネラジ)は、放送開始から15年以上が経過した現在も根強い人気を誇ります。地上波放送の枠組みを外れた後も、スポンサー企業を自ら募るなどして番組を継続。番組内で展開されるリスナー(番組内では「男爵の臣民」と呼ばれる)との泥臭くも愛のあるやり取りは、深夜ラジオ愛好家の間で伝説的な支持を集めています。 一方、コンビの相方であるひぐち君は、日本ソムリエ協会認定の「ワインエキスパート」資格を取得し、ワイン界の重鎮や愛好家から一目置かれるスペシャリストへと進化しました。不仲説が囁かれることもありましたが、実際にはお互いの得意分野を尊重し合い、単独の仕事を持ち寄りながら髭男爵としてのステージも継続するという、極めて成熟したコンビ関係を維持しています。
山田ルイ53世の現在に驚嘆の声!貴族から文化人へ転身の真相
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