2022年4月、アパグループは創業50年の節目を機に、代表権を持つ最高経営責任者(CEO)の座を長男の元谷一志氏へ移譲しました。元谷外志雄氏は「アパグループ代表(会長)」へと退き、半世紀に及ぶ直接指揮に一区切りをつけました。このトップ交代発表以降、メディアへの単独インタビュー露出が厳選されたことから、ネット上や一部業界筋では「元谷外志雄 病気説」や引退説が一人歩きする事態が生じました。
しかし、関係者の証言やグループの広報記録を照らし合わせると、重篤な疾患による入院や引退という言説は明確な誤認であることが分かります。実際、外志雄氏は自身が創設した保守系オピニオン組織「勝兵塾」の月例会へ継続して姿を見せており、登壇時には80代とは思えない明晰な語り口で世界情勢や為替リスクを論評しています。かつてのように早朝から深夜まで全国の開発現場を駆け回るハードワークからは距離を置いたものの、新規開発案件の最終決裁や不動産取得のグランドデザインにおいては、依然として絶対的な影響力を保ち続けています。