ベースとなっている車両は、同社の主力車両である京急新1000形電車(1057編成)だ。伝統的なバーミリオンレッドとアイボリーの組み合わせを誇りとしてきた同社にとって、全面イエローへの刷新は極めて大胆な挑戦だった。
もともとは沿線へ「沿線に幸せを運ぶ電車」を届けたいという現場の純粋なアイデアからスタートした企画だった。導入当時、原田一之社長(当時)のもとで推進された柔軟なブランド戦略が、この前例のないカラーリングの実現を後押しした経緯がある。
当初は期間限定の運行予定だった。しかし、沿線住民や利用客から寄せられた圧倒的な反響と「運行を継続してほしい」という熱烈なラブコールを受け、異例の常設化が決定。今や京急の風景にすっかり定着した。