実食取材で注文したのは、不動の一番人気である「うな重」。運ばれてきた漆黒の重箱を開けると、炭火特有の焦げ目が美しい蒲焼きが湯気とともに姿を現す。箸を入れるとスッと切れ、口に運べばタレの芳醇なコクと鰻の脂が混ざり合い、硬めに炊かれた白米をグイグイと進ませる。このクオリティが2,000円前後のレンジで味わえるという事実は、舌の肥えた食通をも唸らせるに十分だ。
地元を定点観測するフードジャーナリストは、賢い利用法として「電話予約によるテイクアウト」を挙げる。店内飲食が混雑を極める週末でも、事前に受け取り時間を指定しておけば、待つことなく焼き立てを持ち帰ることができる。さらに、自宅で食べる直前にアルミホイルを敷いたトースターで1〜2分軽く炙り直すと、炭火の香ばしさが鮮やかによみがえるという。まさに知る人ぞ知る裏技だ。