品川と羽田空港を行き来する際、ネット上の情報や旅行者の思い込みによって頻発している重大な落とし穴がいくつか存在します。現場で混乱しないために、必ず把握しておくべき真実を整理します。
最大の盲点は、「品川駅前からは定期の空港連絡バス(リムジンバス)が出ていない」という事実です。東京駅、新宿駅、渋谷駅などの主要ターミナルからは頻繁に羽田空港行きリムジンバスが運行されているため、「品川駅前からも当然出ているだろう」と誤認して駅前バスターミナルを探し回る利用者が後を絶ちません。かつて運行されていた一部系統も休止・再編されており、品川駅発の定期直行リムジンバスは存在しないと認識しておく必要があります。
次に注意すべきは、「品川駅京急乗り換え」におけるトラップです。JR線から京急線へ乗り換える場合、中央改札を出ずに構内直結の「JR・京急連絡改札口」を利用するのが最短ルートです。しかし、新幹線利用者が新幹線改札を出た後、北改札や高輪口側の一般改札の外へ一度出てしまうと、複雑な自由通路を経由して京急線の高輪口改札へ回り込むことになり、余計に5〜8分以上の時間を消費します。
さらに、乗車する列車の行き先にも注意が求められます。京急線の品川駅1番線ホームからは、「羽田空港行き」のほかに「横浜・三浦海岸方面行き」や「逗子・葉山行き」が交互に発車します。空港へ向かわない快特や特急に誤乗してしまうと、京急蒲田駅を通過して川崎や横浜方面まで運ばれてしまい、飛行機の搭乗手続きに致命的な遅れをもたらします。ホーム上の案内表示板にある「飛行機マーク」や発車標の行き先確認を怠ってはなりません。