彼女のキャリアを振り返る上で外せないのが、衝撃的なデビューを果たした映画『蛇にピアス』だ。弱冠19歳にして体当たりの演技を見せ、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。一躍その名を全国に轟かせた。鮮烈なデビューから数年、彼女は単なる「若手実力派」にとどまらず、作品ごとに異なる表情を見せる変幻自在の表現者へと進化を遂げていった。
そして記憶に新しいのが、大河ドラマ『光る君へ』での主演だ。紫式部という歴史上の偉人を繊細かつ力強く演じ切り、一年間に及ぶ長丁場の撮影を見事に駆け抜けた。高い演技力と集中力が求められる現場で、彼女が見せた凄みと圧倒的な存在感は、視聴者のみならず業界内からも絶賛を浴びた。