耳垢のタイプを決定しているのは、DNAのなかに存在する「ABCC11」という遺伝子です。この遺伝子のタイプによって、耳の中にあるアポクリン汗腺の活発さが決まります。アポクリン汗腺が活発な人は耳垢が湿り、そうでない人は乾燥します。
日本人の約8割から9割は乾燥した耳垢を持っています。そのため、湿った耳垢を持つ人は「自分は異常なのではないか」と錯覚しがちです。しかし、世界に目を向ければ、欧米人の大半やアフリカ系の人のほとんどが湿った耳垢です。これは単なる個性の違いであり、治療が必要な疾患ではありません。