近年、日本相撲協会が推し進める観戦環境の改善は、興行界全体からも高い注目を集めている。八角理事長のもと、敷居が高いと思われがちだった伝統芸能の枠組みを崩し、現代的なプロスポーツ興行としてのエンターテインメント性を向上させる取り組みが加速しているからだ。
その一環として定着した2人マス席(ペアマス席)の導入は、ライト層の取り込みに大成功を収めた。従来の4人マス席では「他名との相席を避けるために4枚分を購入せざるを得ない」というハードルが存在していたが、二人専用の枠組みが整備されたことで、プライベートな空間を保ちつつ快適に大相撲観戦を満喫できるようになった。