地方創生が叫ばれるなか、博物館・文化財観光産業のあり方も大きく変わりつつある。かつての「展示物を見るだけの場所」から「地域の物語を体験する空間」へのシフトが着実に進んでいるのだ。
NHKオンデマンドなどの映像コンテンツで三原の歴史に触れ、実際にこの地を訪れる旅人が増えている。資料館はまさにその周遊ルートの起点であり、ボランティアガイドによる熱意あふれる解説も好評を博している。歴史の背景を知ることで、目の前に広がる城下町の風景がまったく違った深みを持って立ち現れてくる。それこそが、現地を訪れる最大の醍醐味と言えるだろう。