新しい街並みの象徴的なデザインには、世界的な建築家・隈研吾氏の意匠や思想が深く息づいている。無機質になりがちな交通インフラに、木の温もりのあるルーバーや自然光を取り入れる開放的なファサードが組み込まれ、都市の風景をやわらかく刷新していく。
このデザインコンセプトは、単なる美観の追求にとどまらない。不動産・都市開発業の視点からも、歩いたくなる街(ウォーカブルな都市)としての価値を高め、周辺エリア全体の不動産価値を底上げする強力な試みとして注目を集めている。
駅と街の境界線を曖昧にし、滞在そのものを心地よい体験に変える建築手法。浜松町は「通過するだけの駅」から「滞在したくなる都市空間」へと、その輪郭を変えつつあるのだ。