店内に入ると、まずその天井の高さと開放感に圧倒される。木材を多用した温かみのある内装は、北陸の厳しい冬でもどこかホッとする温もりを感じさせる。リビングのように寛げる家具のディスプレイや、実際に本を読みながらコーヒーを飲めるスペースなど、滞在時間を長くするための工夫が随所に凝らされている。
「用事がないのに、つい寄ってしまう」。そんな地元の常連客の声が、この店の成功を物語っている。ただの小売店ではなく、公園や図書館に行くような感覚で人々が集まる場所。それこそが、設計段階から意図された最大の魅力なのだ。