海外からの輸入頼みだったバナナ市場に、国産の波が押し寄せている。凍結解凍覚醒法などの最先端バイオ技術を用いて、国内の冷涼な地域でも栽培可能となった高付加価値バナナ。その安定出荷を担うのも、進化を遂げた地域密着型の加工・出荷拠点だ。
無農薬で栽培される国産バナナは皮が薄く、皮ごと食べられるのが最大の売りである。しかし、それだけに傷がつきやすく繊細な取り扱いが求められる。非接触のエアクッション搬送ラインと高精度な非破壊検査システムが導入されたことで、高品質を保ったまま全国の高級スーパーや百貨店への即日配送が可能となった。日本産ブランドとしての海外輸出さえ見据えた動きが始まっている。