ハードボイルドやシリアスな役柄の一方で、極端な振れ幅を楽しませてくれる点も魅力の一つだ。映画『KAPPEI カッペイ』では、終末の予言を信じて修行に励んできたものの世界が滅亡せず、平和な現代日本に突如解き放たれた最強の戦士を怪演した。
かつての『海猿』を彷彿とさせる肉体美を、まさかの爆笑コメディへとフル活用してみせる度胸とユーモア。シリアスな演技で培った説得力があるからこそ、突拍子もないキャラクターが生き生きと動き出す。作品ごとに全く異なる顔を見せる柔軟さこそが、名だたるプロデューサー陣から引っ張りだこであり続ける理由だ。