熱狂が冷めやるのは一瞬だった。「ヒッチハイクの旅人」としての印象が強すぎた故に、本業であるお笑いのネタやトーク番組での振る舞いに世間の目は冷ややかだった。一時は月収数百万円を誇った給与も急降下し、仕事の依頼は激減。「一発屋」の烙印を押されたふたりは、将来への焦りと意識のすれ違いから次第に溝を深めていく。
2004年、結成から10年という節目でふたりは解散を発表。事務所の太田プロダクションに留まり不遇の時期を経てピン芸人として再起を図った有吉弘行に対し、森脇和成は芸能界を一時引退し、実業家や一般職の道を歩むこととなった。一世を風靡した伝説のコンビは、こうして静かにその幕を下ろしたのだった。