メジャーリーグの厳しいレギュラーシーズンは162試合におよぶ。時差のある都市を全米規模で移動し、体調管理すら至難の業とされる環境下で、菊池雄星投手がマウンドに立ち続ける背景には、家庭内での強固なバックアップ体制が存在する。
現地取材班が目撃した彼女の姿は、単なる「選手の妻」という枠に収まらない。料理やメンタルケアに至るまで妥協のないサポートを貫きつつも、アスリートの孤独な戦いに静かに寄り添う。かつてスポーツの第一線で取材を重ねたからこそ理解できる勝負師の呼吸。それが夫のパフォーマンスを支える最大の糧となっているのだ。