シーズン終了と同時に訪れる第一次・第二次通告期間。かつてチームの主力として歓喜の輪の中心にいた実績抜群の大物選手が、突然リストに名を連ねる光景は、球界全体に大きな衝撃を与える。怪我からの復帰を目指していたベテランや、二軍で好成績を収めながらも一軍枠の壁に阻まれた中堅選手など、各球団の思惑が入り乱れる。移籍市場での次の行き先を求めて水面下での打診が始まる中、ファンの注目は一気に高まる。
こうした中、毎年のようにネット上を賑わせるのが「意外な球団のリスト漏洩説」や「未発表の退団者リスト」とされる情報だ。SNSの拡散力が増した現代では、真偽不明の「リーク情報」が瞬く間に一人歩きすることが少なくない。しかし、球団内部の関係者に取材を進めると、こうした漏洩情報の多くは単なる推測や尾ひれがついた噂に過ぎないことが浮き彫りになる。極秘裏に進められる編成会議の現場では、最後の最後まで苦渋の決断が重ねられており、情報管理は徹底されているのが実情だ。