本作の最大のアイコンであり、放送当時から視聴者の目を奪って離さなかったのが、ヒロイン・五代陽子の顔を覆う異様な鉄仮面だ。なぜ無垢な少女が仮面を被せられ、過酷な運命を背負わされたのか。その裏には、彼女の出生と父の死に隠された巨大な陰謀が存在していた。
原作者である漫画家・和田慎二が生み出したスリリングな原作スピリットを受け継ぎつつ、東映とフジテレビのタッグによってテレビ用に再構築された設定は秀逸の一言に尽きる。鉄仮面が解除され、素顔が現れる第1話のクライマックスは、日本のテレビ史に残る名場面となった。仮面という拘束から解き放たれる瞬間は、抑圧された少女が戦士へと覚醒する象徴的な演出でもあったのだ。