単なる冷え症だと思って軽視していると、取り返しのつかない事態に陥ることもある。もし「熱のない悪寒」とともに以下の症状が現れた場合は、迷わず医療機関(内科または救急外来)を受診してほしい。
まず、唇や爪の色が紫や白に変化する「チアノーゼ」や、強い息苦しさ、胸の圧迫感がある場合だ。これは心血管系や呼吸器系の急変を示唆している。また、激しい頭痛、意識の混濁、突然の滑舌の悪さや手足の麻痺を伴う場合は、脳血管障害(脳梗塞など)の疑いがある。
さらに、悪寒とともに激しい腹痛や嘔吐、関節の猛烈な痛みが走る場合は、敗血症の初期段階や重症の腹膜炎など、生命に関わる感染症が潜んでいるリスクを排除できない。「熱がないから」という理由で受診を遅らせることが、最も危険な判断となり得るのだ。