元総理・竹下登の深層:消費税導入とリクルート事件が遺した禍根

元総理・竹下登の深層:消費税導入とリクルート事件が遺した禍根

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元総理大臣・竹下登の政治的影響力と未公開の真相とは何だったのか。その最大の焦眉となったのが、政権発足後に断行された3%の消費税導入と、政界を揺るがした未公開株疑惑「リクルート事件」である。歴代内閣が幾度となく挫折してきた大型間接税の発足は、野党からの猛反発と世論の猛烈な批判に晒された。だが竹下は、水面下の根回しと国会対策費の撒布という密室政治の技術を駆使し、悲願の税制改革を強行突破してみせた。

しかし、その栄光の裏側で進行していたのがリクルート事件の泥沼だった。秘書への未公開株譲渡や過剰な政治資金の環流が次々と発覚し、国民の怒りは爆発する。近年明らかになった当時の政権幹部の未公開手記や証言記録によると、竹下は自らの命脈が尽きることを悟りつつも、消費税の施行日である1989年4月1日を見届けるまでは退陣しないという強烈な執着を見せていたという。退陣表明後、長年身の回りの世話をしていた金庫番の秘書が自死を遂げるというショッキングな結末を迎え、権力闘争の冷酷さが白日の下に晒された。

山田 真由
著者

山田 真由

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