Q1:小式部内侍の父親は誰ですか?
A1:父親は橘道貞(たちばなの みちさだ)です。和泉式部が最初に結婚した相手であり、道貞が和泉守であったことから母は「和泉式部」と呼ばれるようになりました。小式部内侍の「式部」は母の名を受け継ぎ、「小」を冠して区別された女房名です。
Q2:百人一首のなかで、母である和泉式部の歌は何番ですか?
A2:和泉式部の歌は第56番に収録されています。「あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの あふこともがな」という、情熱的な恋と自らの死期を予感した名歌です。親子揃って百人一首に選出されている稀有な例です。
Q3:なぜ『十訓抄』と『宇治拾遺物語』の両方に同じ話が載っているのですか?
A3:小式部内侍の機転の逸話が、平安末期から鎌倉時代にかけて「人の知恵と才覚を教える代表的な美談」として貴族や武士階級の間で広く語り継がれていたためです。『十訓抄』は教訓書として、『宇治拾遺物語』は広く世間の説話を集めた作品として、それぞれ重要エピソードとして採録しました。