破格の報酬を得られるポジションである以上、選考の門戸は非常に狭く設定されています。西村あさひ法律事務所の採用倍率と出身大学の構成には、明確な傾向が存在します。
新卒弁護士採用において最も重視されるルートは、司法試験前のサマークラーク(インターンシッププログラム)および個別選考です。採用者の大半は以下のバックグラウンドで占められています。
- 司法試験予備試験の合格者(在学中合格者)
- 東京大学法科大学院、京都大学法科大学院、一橋大学法科大学院の成績上位者
- 慶應義塾大学・早稲田大学などの有力法科大学院のトップ層
サマークラークの選考倍率は数十倍に達し、法律基本科目の深い理解だけでなく、英語でのドラフティング能力、ロジカルシンキング、プレッシャー下でのコミュニケーション能力が厳密に評価されます。学閥による露骨な排除はないものの、結果として所属弁護士の過半数が東大・京大・慶應の出身者で占められるという学歴構造が形成されています。