クリアポスター最大の強みは、光を透過させたときの圧倒的な立体感と透明度です。しかし、一般的な紙製ポスターと同じ感覚で壁へ直貼りしたり、標準的な額縁に入れたりすると、壁紙の凹凸やフレームの背板が透けてしまい、本来の美しさが損なわれます。
展示においてまず意識すべきは、「透明感を活かす飾り方」と「絵柄の発色を際立たせる飾り方」のどちらを重視するかという明確なコンセプト設定です。
透け感をダイナミックに楽しみたい場合は、壁面から1〜2cmほど浮かせて配置し、自然光や照明の光を斜め後ろから通すレイアウトが劇的な効果を生みます。一方、キャラクターのイラストや鮮やかな色彩をくっきりと見せたい場合は、クリアポスターの背景に白紙(厚手のケント紙やホワイトバックシート)をぴったり重ねて額装するのが定石です。白紙を一枚噛ませるだけで、印刷面のコントラストが格段に引き締まり、公式ビジュアル通りの鮮明なグラフィックが立ち上がります。
さらに上級者の間で支持を集めているのが、クリアポスターの光の当て方・ライトアップの工夫です。背面にテープ状のLEDバーライト(温白色〜昼白色)を間接照明として仕込むと、印刷されていない透明部分から柔らかな光が溢れ出し、まるで展示会のアートピースのような幻想的な空間演出が手軽に完成します。